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ハンビー車載の軽榴弾砲システムを海兵隊向けに開発

f:id:mil-info:20170922023331j:plainイリノイ州の会社がハンビーや新型JLTV(統合軽戦闘車)その他の車両に搭載可能な105㎜加農砲システムを開発した。
Mandus Group社はAM General社と共同でHawkeye 105㎜Mobile Weapon Systemを海兵隊向けに発表した。これは陸軍のM20加農砲とデジタル射撃統制装置をAM General社のM1152A1ハンビーに搭載したもの。
この自走榴弾砲は油圧式の砲安定装置によって射撃時に砲を安定させている、とMandus Group社の副社長Sam Kupresinは説明する。

「高い機動力が重視される現代戦には軽量の自走榴弾砲が必要と考えたのです。射撃をすれば近くに潜んでいる敵に砲の位置を知られてしまい、撃ち返しを受けます。だから射撃したらすぐに移動する必要があるんです。」こういった場合に従来の牽引式榴弾砲では迅速に陣地変換の準備をすることができない。「このシステムなら30秒で移動できます。ボタン一つで油圧式砲安定装置が格納されるのです。これは当社だけの技術ですよ。」
105㎜砲をそのまま車載したら、射撃すると荷台が壊れてしまうが、「この装置は反動を70%減らす効果があります。」f:id:mil-info:20170922041837j:plain
Hawkeyeの砲車には10発の榴弾を積載可能で、弾薬車を随伴する。乗員は各々2名なので4名が1個チームとなる。
Hawkeye軽榴弾砲システムは来週インディアナ州において実弾射撃展示を行うことになっている。
Hawkeyeシステムはハンビーだけでなく、後継のJLTV統合軽戦闘車にも搭載可能であり、「フォード社のF250ピックアップトラックにも載せられました。それぐらい非常に柔軟性のあるシステムです。」