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アメリカ軍がイラン支援の武装組織を空爆 ロケット弾攻撃に報復

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アメリカの親イラン武装組織に対する空爆について発表がありました。攻撃を仕掛けてきた「カタイブ・ヒズボラ」という組織はイランの支援を受けて、これまで何度も攻撃をしてきていたようです。アメリカも我慢の限界というところでしょうか。「自衛権の行使を抑制するつもりはない」というセリフ、胸に響きます。我が国の首相の口から聞いてみたいものです→

引用:https://www.military.com/daily-news/2019/12/29/us-hits-iran-backed-militia-bases-iraq-and-syria-following-deadly-rocket-attack.html


アメリカ軍は日曜日、イラクとシリアにある親イラン武装組織の拠点5箇所に対して空爆を実施した。一連のロケット弾攻撃でコントラクター1名が死亡、米軍兵士4名が負傷したことに対する報復とみられる。

国防総省ペンタゴンのチーフ・スポークスマンのジョナサン・ホフマン氏は声明で、イランが支援する武装組織”カタイブ・ヒズボラ”の拠点に対する攻撃は”自衛のための攻撃”であり、米軍や他の有志連合の軍に対する将来の攻撃を防止することが目的であるとしている。

同氏によると、攻撃目標となった拠点はイラクに3箇所、シリアに2箇所で、弾薬庫や指揮通信施設であった。これらはいずれも一連のロケット弾攻撃実行に使われた施設だという。

ホフマン氏は報復攻撃の詳細については明らかにしなかったが、同地域には精密誘導兵器を装備したアメリカ軍の航空部隊が配置されている。CNNの報道ではF-15ストライク・イーグルが空爆を実施したという。

金曜日のロケット弾攻撃では、武装組織カタイブ・ヒズボラは30発以上のロケット弾をイラク北部の米軍基地に発射、コントラクター1名が死亡、米軍兵士4名とイラク治安部隊隊員2名が負傷した。

一連の攻撃を受け、アメリカ政府は今年早々にバグダッドにあるアメリカ大使館の一般職員を本国に帰還させ、バスラのアメリカ領事館を閉鎖している。

ホフマン氏の声明では、イラク国内における報復攻撃の実施にあたって、米国はイラクの主権を尊重しており、バグダッドの政府の独立を犯すつもりはないとしているが、一方で米国は「米国は自衛権を行使することを抑制することはない」と付け加えた。

同氏は「カタイブ・ヒズボラはイランのゴドス軍と強いつながりを持っており、有志連合の軍隊を攻撃するために武器をはじめ様々な支援をイランから受けている」と避難した。ゴドス軍はイラン革命防衛隊で非正規戦を任務とする部隊。