続報:自爆テロ後にタリバンと戦闘 バグラム空軍基地にも被害
★バグラム空軍基地付近での自爆テロはタリバンから犯行声明が出ました。和平の対話を再開したはずのタリバンがなぜ→
新しく公開された画像から、バグラム空軍基地にも被害が出ていたことがわかった。水曜日の医療施設に対する自爆テロで、爆発によって飛散した破片によってバグラム空軍基地の旅客ターミナルに損害がでていた。
米軍が新たに公開した画像では、空軍の第405遠征支援団の隊員たちが破損した鉄板やタイルなどを撤去している様子が確認できる。
建設工事中であった医療施設で発生した自爆テロは、周辺住民を狙ったものだったようであり、米軍はアメリカ人や有志連合の外国人にも犠牲者は出ていないと発表している。
米ニューズウィークによると、死者2人負傷者70人以上のアフガン人が犠牲となった今回の自爆テロについては、タリバンが犯行声明を出した。また自爆テロ発生後、10時間以上にわたってアメリカ軍とタリバンとの戦闘が続いたという。
「確固たる支援任務」作戦の広報官は、この戦闘において航空攻撃を行ったことを認めた。
アメリカ空軍中央司令部が今週まとめたところによると、アメリカと有志連合の空軍は今年の10月から1296発の爆弾をタリバンや他のテロリスト集団に対して投下しており、そのうち777発が10月までに、519発が11月に投下されている。
その前の9月には戦闘機、地上攻撃機、無人攻撃機の合計で948発を投下していて、これは1ヶ月間に投下した数としては過去10年間で最も多い。
このペースで爆弾の投下が続けば、一年間の投下爆弾数は昨年よりも多くなる見込み。昨年2018年の投下数もその前の3年間の投下数の合計よりも多いにも関わらずだ。
トランプ大統領が感謝祭の日に同地域を訪問したことを受け、タリバンは今週からアメリカとの和平対話を再開したばかりだ。
しかし対話再開直後、ワシントン・ポスト紙は18年に及ぶアフガンでの戦争が失敗であったとする、2000ページ以上の政府文書やメールの存在をスクープしている。