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米韓合同軍事演習中止 大規模な演習は以後行なわない方針

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トランプ政権は、毎年春に実施してきた米韓合同軍事演習を中止すると発表した。

大規模な合同軍事演習として常に話題となってきた「キー・リソルブ」と「フォール・イーグル」については、今後も実施をしない方針で、これらはより限定的で小規模な演習に代える。

アメリカの国防総省は昨年の11月に、今春の「フォール・イーグル」演習には規模を縮小して参加する発表していたが、これは取りやめとなった。

消息筋によると、米韓合同軍事演習を中止する狙いは、トランプ大統領北朝鮮と良好な関係を築くことを重視した結果だという。

米韓合同軍事演習は、米韓両国軍の即応態勢を維持し、北朝鮮に攻撃の隙を与えないために重視されてきた。

ある政府当局者によると、
「米国は在韓米軍の任務を見直すことによって、大規模な合同軍事演習を行なわずとも即応態勢を維持する方策がまとまったのだ。」という。

トランプ大統領は以前のツイートで、「このような『戦争ごっこ』は金の無駄遣いだ」と述べている。
こうしたツイートは、ジム・マティス前国防長官が「米韓合同軍事演習は将来に渡って絶対に実施するべき」と発言した翌日に出されたものだ。

昨年10月には、米国は毎年12月に行っている米韓空軍の演習を中止している。
また今年1月には韓国に駐留する28000名の在韓米軍の費用負担を巡って、米韓の交渉が難航していることがわかった。

韓国の当局者は、先月末に行なわれたばかりの米朝首脳会談を受けて、今後のアメリカとの同盟関係に懸念を表明している。