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在韓米軍撤収も視野に 南北和平交渉で 

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マティス米国防長官は金曜日、北朝鮮と韓国の和平交渉が確実なものであれば、「在韓米軍部隊の撤収を検討することもありうる」と発言した。
「あくまでも議題の一つになり得るとういうことだ。北朝鮮はもちろんだが、何よりも同盟各国との話し合いが必要になる。」との慎重な考えも付け加えた。
現在のところ、28000名の在韓米軍を撤収させる考えはないという。
「今は和平交渉の成り行きを見守るだけだ。交渉に対して期待や予想などの先入観を持たずに見守っている。今は」外交の出番だ。」



米国防長官が朝鮮半島からの部隊撤収を考慮するようになるなどということは、つい数週間前には考えもつかなかったことだ。しかし、北朝鮮金正恩委員長が核で恫喝する独裁者から和平を追求する柔軟姿勢へと態度を大きく転換したことによって、外交と軍事が両輪となってきた米国の姿勢も変化しているようだ。

同長官は、「しっかりとした尺度が必要だ。それを疎かにしたまま交渉を進めてはならない。」
「未来を予言することはできないが、1950年の朝鮮戦争以来初めての和平の機会になると期待している。」とした。



金曜日、北朝鮮金正恩委員長がにこやかに非武装地帯を超え、文在寅韓国大統領と挨拶を交わした。和平ムードの中、朝鮮半島の非核化を謳った板門店宣言が調印された。韓国を介して米朝首脳会談も調整が進んでいる。一方で米国政府は朝鮮半島有事に備えた在留米国人の脱出訓練を先週行ったばかりだ。
トランプ大統領は、「過去の政権が犯した失敗は繰り返さない。完全な非核化が実現するまで、最大限の圧力をかけ続ける」と発言している。