マグプルPMAG GEN M3に新製品登場
AR-15/M4系の銃に今までなかった.300BLK用のマグプル300AACが登場。
.300弾はAR系の銃の能力向上が可能で、交換するのは銃身のみ、弾倉やボルトなどはそのまま使用できる。300BLKは短い銃身やサプレッサーの使用に適するようにデザインされていて、超音速弾は7.62x39mm弾と同等の性能を有し、亜音速弾は9mmルガー弾よりもサプレッサーの使用に適している。
.300BLK弾はスタンダードなARやM4の弾倉に適合するように開発されてはいるが、もともとは性能が悪く互換性に欠ける5.56x45mm弾の代わりとして開発されたものである。
300BLK弾は5.56mmの弾倉でも使うことは可能だが、弾や弾倉によっては合わない場合もある。
発射時のカスと汚れによって故障が起きやすくなる場合もあり、特にサブソニック弾や鋳造弾は、側面にかかる圧力が摩擦を起こすために作動を遅らせてしまう。
弾の重量や形が異なるために作動に問題が起こるのだとすれば、やはり300BLK弾専用の弾倉が必要になってくる。
300BLK弾が普及してきていることを考えれば、マグプルが.300BLK弾専用のPMAGを開発するのは当然の結果だろう。マグプルの新製品「PMAG 30 AR 300 B GEN M3」は.300BLK弾を使用するAR系ライフル専用の弾倉だ。装弾数は30発で、様々な仕様の.300BLK弾が使用できるように工夫されている。
「PMAG 30 AR 300 B GEN M3」は独特の模様(リブ・パターン)がつけられており、射手が目と手で確かめられるようになっている。これは他のPMAGとしっかり区別できようにすることで、危険な誤装填を防ぐためだ。もし5.56mmの薬室に.300BLK弾を装填すると、弾頭が押し込まれて薬莢の中に入り込んでしまい、そのまま撃発すると大変危険だ。その点PMAGならリブ・パターンで簡単に区別ができるので、事故を防止できる。
「PMAG 30 AR 300 B GEN M3」は当然ながら、他のGEN M3シリーズと同じ優れた特徴を備えている。耐衝撃・耐クラッシュ仕様ポリマー、アグレッシブな風合い、脱着容易なフロアプレート、名前やマーキングができるラベル欄、オーバートラベル・ストップ、ダストカバーなどが備わっている。
GEN M3シリーズには以前のバージョンに比べてリブの凹凸が滑らかになっている。これによりタイトなマガジンポーチでも出し入れがしやすくなっている。
また、ミルスペックのステンレス・スプリングを使用、曲げに強いフォロワー、確実に弾を送り出す滑らかな弾倉の曲線も他のPMAG同様だ。
「PMAG 30 AR 300 B GEN M3」には全てのPMAG GEN 3のアクセサリー、例えばMagLink,Ranger Plate,Original Magpulなどが使用可能である。