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米海兵隊が陸軍と新小銃弾を共同開発へ

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海兵隊は、陸軍と共同で現用の5.56mm弾に替わる小銃弾の開発に当たる方針を決定した。
数カ月前から陸軍は現用の5.56mm弾の威力不足を議会に対して訴えていた。防弾プレートの性能が向上したため、現在使用されている5.56mmEPR弾では米軍が採用しているESAPI防弾プレートと同等の敵の防弾プレートを貫通することができないという。
これに対処するため、陸軍は現用のM249SAW分隊支援火器及びM4小銃の代替として、6.5mmテレスコープ弾等の5.56mmと7.62mmの中間の威力を持った弾薬を使用する武器のテストを実施している。
これに対して海兵隊は、最近も従来の5.56mm弾を使用するM27小銃の追加取得を決めたばかりであり、陸軍のこうした動きには関心を示してこなかった。



海兵隊システム・コマンドのシュレーダー准将は、「海兵隊は陸軍とともに開発にあたる。既に陸軍と特殊作戦コマンドも一緒に6.5mmクリードモア弾のテストに入っている。」と語った。
同准将は海兵隊が陸軍と新弾薬をテストすることは認めたものの、これが直ちに新小銃の採用を意味するものではないと述べた。
陸軍はすでに新弾薬を見据えたTxtron Systems社製の新小銃の試作に入っていることを議会に報告している。
同社は5.56mm及び7.62mmのテレスコープ弾を使用する軽機関銃や中型機関銃を製造しており、試作銃はこれをもとに6.5mm仕様にしたもの。
陸軍ではこの新世代の分隊火器を2025年から2026年の間に完成させる計画であったが、開発を加速させて2022年から2023年までには開発の目処をつける方針である。