女性は戦えるか?:セルフ・ディフェンスのためのメンタル・タフネス訓練のあり方
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— mil-info (@milinfo3) 2019年5月2日
2019年度「ベスト・レンジャー・コンペティション」開催!
「ベスト・レンジャー」の称号を競う競技会が、レンジャーの聖地ジョージア州フォート・ベニング駐屯地で開催された。タフで知られるレンジャーの中でも最もタフなレンジャー隊員が「ベスト・レンジャー」だ。
今月の初め、106名のレンジャー隊員がバディを組み、「ベスト・レンジャー」を勝ち取るため、60時間に渡って過酷な競技会に臨んだ。睡眠時間もなく、全身ずぶ濡れになり、重い装備を身に着け、レンジャー隊員達は長距離を歩き、走り、泳ぎ、時にはロープ一本を頼りに厳しい地形を克服していく。ライフルや機関銃の射撃、戦闘救護、夜間のランド・ナビゲーションなどの過酷な種目が休みなく続いた。
2019年度の「ベスト・レンジャー・コンペティション」のゴール・テープを切ったのは、第101空挺師団から参加したジョン・バーグマン大尉とマイケル・ローズ大尉のチームだった。ライフルを掲げてゴールを切ったバーグマン大尉は3回目の優勝、ローズ大尉は2回目だ。
競技会が開かれたフォート・ベニング駐屯地は、エリート部隊として有名な第75レンジャー連隊が駐屯するだけでなく、厳しさで知られる「陸軍レンジャー・スクール」が置かれている。精強なレンジャー隊員になるには、61日間の過酷なレンジャー教育を修了しなければならないが、志願者の約半数が途中で脱落するという。
2回目の栄光を勝ち取ったローズ大尉でさえ、レンジャー・スクールを一度脱落している。しかし大尉は強靭な意思でレンジャー・スクールを再志願し、教育を修了、「ベスト・レンジャー」を勝ち取るまでになった。
「ベスト・レンジャー・コンペティション」は、1982年に陸軍の特殊作戦部隊の競技会として始まった。その狙いは「レンジャー隊員として体力、気力、技術、戦技を極限まで練成する」という厳しいものであった。
それから30年が経ち、競技会はレンジャー教育を修了した有資格者全員の参加が認められるようになり、米陸軍のあらゆる部隊から選手が参加している。
今回の競技会は4月12日の夜明け前に5マイル走で始まり、障害走、重量担架運搬、水泳、ボディ・アーマー装着での駆け足、市街地戦闘訓練、射撃検定、そして夜間行軍と続いた。これは3日間の開催期間の初日の種目だ。
2日目にして参加者には疲労困憊の様子が伺えた。2日目はタワーへの登攀及びラペリング、墜落したヘリコプターからの負傷者救出訓練、日没後に参加者は山地にヘリで移動し、夜間のランド・ナビゲーションに挑戦した。
最終日のフォート・ベニングは強烈な雷雨に見舞われ、竜巻が接近する恐れもあったために一部の競技が中止となったが、2マイルの障害走、戦闘水泳、水上胆力訓練などが行われた。
今回優勝し「ベスト・レンジャー」となった2名の大尉は、競技会のために数ヶ月前から練成に励み、週に100マイルの行軍、ランニング、筋力トレーニングなどを積んできた。これには所属部隊や家族の多大な協力があったという。
大尉として間もなく部隊指揮官となるバーグマン大尉は、兵士たちへのメッセージとして、
「いかなる功績を成し遂げたとしても、その上が必ずある。向上心を持ち続けてほしい。」と語った。
米国領土内でメキシコ軍兵士が米兵を武装解除
アメリカ・テキサス州の辺境地域において、メキシコ軍と米軍の兵士同士の間で事件が発生した。メキシコ軍の兵士は同地がメキシコ領内であると思い込み、米軍兵士2名を武装解除したという。
アメリカ北方軍司令部の発表によると、同軍は現在アメリカ税関・国境警備局(CBP)へ支援を行っており、2名の米軍兵士はCBPの車両に乗車してテキサス州クリント付近を移動中であったという。
事件があったのは4月13日のことで、メキシコ軍の兵士が米軍兵士の乗車する車両を停止させ、米軍兵士が携行していた拳銃1丁を取り上げ、同車両の中に放り投げたもの。
米北方軍によると、CBPがこの事件を調査した結果、このメキシコ軍兵士は事件があった場所をメキシコ領であると思い込んでいたことがわかったという。同地は米国が国境に設置した壁よりも南にあるが、正規の国境線よりは北側に位置する細長い地域。
同司令部は、
「両軍の兵士たちは現場で話し合い、メキシコ軍の兵士たちはその場を離れていった。米軍兵士は速やかにCBPへ連絡し、事後の対応はCBPが行った。わが軍の兵士たちの行動は法令に則り、落ち度のないものであった。」
とし、引き続き所要の調査を継続すると述べた。
トランプ政権は国境警備のため米軍をメキシコとの国境に配置しており、部隊は不法移民の流入防止の任務に就いている。
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「12ストロング」メンバーがノルマンディー記念式典に参加 空挺降下再現
「Dデイ」として知られる1944年6月5日のフランス・ノルマンディー上陸作戦から今年で75周年を迎える。これを祝うため、退役軍人のグループが当時を再現する空挺降下の展示を計画中だ。
この計画は、フロリダ州セント・ピータースブルクにあるウィスキー製造会社「アメリカン・フリーダム蒸留酒製造所」がスポンサーとなり、15名の退役軍人のグループが「Dデイ」に当時のC-47「チコ・ベル」輸送機から空挺降下を展示するというものだ。C-47輸送機はフロリダ州のバリアント空軍博物館が保存する機体を用い、「Dデイ」にあわせてフランスまで飛行するという。
「アメリカン・フリーダム蒸留酒製造所」は、映画「12ストロング」で有名となった、陸軍特殊部隊グリーンベレーの元隊員たちが経営している会社だ。彼らのチームは2011年の9・11同時多発テロ発生後間もなく、真っ先にアフガニスタンへ展開したことで知られる。
今回の空挺降下には、退役軍人の降下と共に同社のバーボン樽も投下されるという。
創業者の一人で、元グリーンベレー隊員のスコット・ニール氏は、
「当社は特殊部隊を退役したメンバーで創業している。このような名誉ある式典に参加できることは願ってもないことだ。当社のブランドとしてだけでなく、退役軍人として国と戦友たちを代表する意味でも光栄だ。」
と語っている。
ブランドのイメージ・キャラクターを務める退役陸軍少佐のマーク・ノッチ氏によると、当時C-47輸送機はドイツ軍が占領する地域の上空において5夜連続で空挺降下作戦に参加したという。
「我々は当時必死に戦ったレジスタンス戦士たちを讃えたい。残念ながら彼らの活躍を知る人は少ないからだ。特に若い兵士たちには、彼らが命を賭して戦った意味を知ってもらいたいのだ。」
「Dデイ」の空挺降下展示は、空挺部隊の戦闘服、丸型の落下傘、武器装具に至るまで、当時そのままに再現されるという。
「降下だけでなく、当時の戦友や家族に会えるのも楽しみだ。」とノッチ氏は語る。
この計画を聞いた退役准尉のボブ・ペニントン氏は「子供に戻ったようにわくわくした」という。
「こんなチャンスは二度とないかも知れない。第二次世界大戦においてレジスタンスの特殊工作チームが果たした功績はほとんど知られていない。彼らに敬意を表し、功績を称える絶好の機会だ。彼らがいなければ、ノルマンディー上陸作戦も成功しなかった。」
ショットガンによるドア・ブリーチング
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