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米国領土内でメキシコ軍兵士が米兵を武装解除

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アメリカ・テキサス州の辺境地域において、メキシコ軍と米軍の兵士同士の間で事件が発生した。メキシコ軍の兵士は同地がメキシコ領内であると思い込み、米軍兵士2名を武装解除したという。

アメリカ北方軍司令部の発表によると、同軍は現在アメリカ税関・国境警備局(CBP)へ支援を行っており、2名の米軍兵士はCBPの車両に乗車してテキサス州クリント付近を移動中であったという。

事件があったのは4月13日のことで、メキシコ軍の兵士が米軍兵士の乗車する車両を停止させ、米軍兵士が携行していた拳銃1丁を取り上げ、同車両の中に放り投げたもの。

米北方軍によると、CBPがこの事件を調査した結果、このメキシコ軍兵士は事件があった場所をメキシコ領であると思い込んでいたことがわかったという。同地は米国が国境に設置した壁よりも南にあるが、正規の国境線よりは北側に位置する細長い地域。

同司令部は、
「両軍の兵士たちは現場で話し合い、メキシコ軍の兵士たちはその場を離れていった。米軍兵士は速やかにCBPへ連絡し、事後の対応はCBPが行った。わが軍の兵士たちの行動は法令に則り、落ち度のないものであった。」
とし、引き続き所要の調査を継続すると述べた。

トランプ政権は国境警備のため米軍をメキシコとの国境に配置しており、部隊は不法移民の流入防止の任務に就いている。