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米陸軍が次期スナイパーライフルの予算を要求

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米陸軍が次期スナイパーライフルの取得に向けて動き出した。
2019年度予算要求において、米陸軍はCSASS(Compact Semi-Automatic Sniper System)計画について4600万ドルを要求した。同計画は従来の狙撃銃には適さない、特定の狙撃任務のための銃の開発を目的としたものだ。
陸軍ではこの種の銃として46.5インチ銃身にサプレッサーを装備した、ナイツ・アーマメント社製M110半自動狙撃銃(Semi-Automatic Sniper System,SASS)を現在使用している。
陸軍は2016年にヘッケラー・コッホ社と4500万ドルの契約を締結、ドイツ陸軍採用の7.63mm弾を使用するG28小銃を改良して新たなCSASS向けの銃の開発を依頼した。これにより3643丁が納入される予定である。しかしながら、昨年度予算ではCSASSに対する予算は組まれることがなかった。



今回の予算要求は昨年度から比べると非常に大きな前進といえる。陸軍首脳部は一方でロシアや中国が装備する新型防弾チョッキを貫通することができる7.62mm分隊用狙撃銃(Squad Designated Marksman rifle,SDM)についても歩兵分隊に優先的に支給する方針を打ち出した。昨年4月には陸軍参謀副長ダニエル大将がこれらの装備化を強く要望する文書を提出している。
現在のところ、CSASSがSDMとなるのかどうかは不明である。