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カブールで自爆テロ 2名死亡

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アフガニスタンの首都カブールで土曜日、イスラム国(IS)を名乗るグループの攻撃があり、外国人居住地域で起こった自爆テロによって2名死亡、7人が負傷した。またアフガン西部でもタリバンが検問所を襲撃、兵士18人が死亡した。
アフガニスタン内務省のスポークスマンは、カブールでの戦闘はNATO軍の司令部に近いシャシュ・ダラク地区で発生したと発表。同地区はアメリカ大使館からも遠くない場所だ。
今回の攻撃にはイスラム国がウェブサイト上で犯行声明を出している。
またアフガン国防省によると、西部のファラ県では、軍の検問所に対しタリバンの攻撃があり、少なくとも兵士18名が死亡した。
この攻撃についてはタリバンのスポークスマンが認めている。
アフガニスタン当局によると、この他にもヘルマンド州で治安関係者3名が2件の自爆テロによって殺害された。
土曜日の朝、ナド・アリ地区の陸軍駐屯地にテロリストの車両が突入を図った。車両はアフガン軍の射撃を受けながらも駐屯地の入り口に到達して自爆、アフガン陸軍兵士2名が死亡、多数が負傷した。
同じ頃、州都ラシュカルガの陸軍駐屯地でもテロリストの車両が自爆、兵士1名が死亡し、民間人7名が負傷した。2件の自爆テロについてはタリバンが犯行声明を出している。



アメリカ軍とNATO軍が2014年にアフガンでの戦闘任務を終了させて以降、勢力を盛り返したタリバンと新興のイスラム国は、互いに連携しながら国内での破壊活動を活発化させている。
今年の1月27日には、タリバンのテロリストが救急車に大量の爆薬を積んで自爆し、少なくとも103人が死亡、235人が負傷した事件があった。
その一週間前にもタリバンがカブールの高級ホテルを襲撃、外国人14人を含む22人を殺害していて、タリバンは2つの事件とも犯行を認めている。
タリバンによる最近の活発な攻撃によって、アフガニスタン治安部隊の弱さが目立っている。トランプ大統領は昨年の夏、タリバンに強い軍事的圧力をかけて戦争に勝つという戦略を示したが、現在まで戦況に目に見える変化はなく、その効果は疑問だ。