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バットマン映画「ジョーカー」上映館に襲撃の危険 流出した陸軍CID報告書に

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近日公開が予定されている映画「ジョーカー」を上映する映画館に対して、何者かが襲撃を計画していることがわかった。当局はどの上映館が標的となるかまでは分からないとしている。

陸軍CID(犯罪捜査部)が作成した報告書によると、テキサス州の法執行機関当局が連邦捜査局FBIと合同で行った捜査の結果、「ダーク・ウェブにおいて犯行をほのめかす会話」が発見されたという。映画の公開は10月4日。

この報告書はCIDの部内向けに作成されたものであったが、チェックを受けることなく空軍の下士官向けフェイスブックに掲載されてしまったもの。CIDは文書の存在を認めており、CID広報官は、
「不注意から報告書を広く部内に公開してしまった。報告書の内容はテキサスの統合犯罪情報センターから得たもので正規の文書だ。」と述べている。

一方で同センターの関係者は、ダーク・ウェブ上の人物は「実在する」としたものの、詳細についてはコメントを避けた。

CIDは以前も「子供を自殺に追い込む」として問題となったゲーム「モモ・チャレンジ」についても、危険だとして軍部内に注意を促したことがある。後にこれは民間機関のデマ情報であったことが判明しCIDの情報収集能力に疑問の声が上がった。
しかしながら今回の情報の確度は高いようだ。

2012年にコロラド州オーロラの映画館で発生した襲撃事件は、上映されていたバットマン映画「ダーク・ナイト・ライズ」に影響を受けたものであった。この銃乱射事件によって12人死亡、70人が負傷した。

今回の映画「ジョーカー」についても過激な内容が「悪や暴力を美化している」として批判があり、公開に向けて不安が広がっている。