ミリタリー・インフォ☆☆世界軍事情報☆☆

世界の軍事に関するニュースを速報紹介。紛争レポート、最新装備、タクティカルシューティングなどミリタリーマニアにオススメの情報盛りだくさんのニュースブログです。

米海軍の機雷処理用水中ドローンが公開

f:id:mil-info:20190914001036j:plain
今月、米海軍の第1EODグループの隊員115名がアラスカでの寒冷地演習に参加した。部隊は潜水員、EOD技術者、無人潜航艇などから構成されており、訓練はアメリカ最西の都市アダックにおいて寒冷地での任務遂行能力を養うことを目的に実施された。

今回の演習にはMk18 ソードフィッシュやMk18 Mod2 キングフィッシュなどの無人潜航艇数隻が初めて参加した。これらは視度不良時でも機雷処理が可能ないわば水中ドローンだ。

また「シーボティックス」というリモコン操縦の潜航艇も使われた。これはソナー情報や映像を収集する偵察活動に使われている。

無人システムは将来戦において不可欠だ。このような無人潜航艇を活用すれば、従来潜水員が身を危険に晒して行ってきた任務を代行させることで隊員のリスクは激減するからだ。

しかし、そのためには戦争が起こる前にテストを行い、十分に性能を検証することが重要だ。寒冷地でのテストとして行われた今回の演習では、無人潜航艇の一部のシステムにおいてバッテリー切れが起こった。これはカタログデータでは分からなかったことだ。

寒冷地演習が行われたことは、世界情勢と無関係ではない。折しもマイク・ポンペオ国務長官がロシアと中国の北極海における動きに懸念を表明したばかりだ。