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「シール・チーム7」指揮官を更迭 戦場での規律違反で

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米海軍特殊作戦コマンドは、指揮監督能力不足のために部下隊員の規律違反行為を防げなかったたとして、ネービー・シールズ「チーム7」の3名の上級指揮官を更迭したと発表した。

今年7月に中東に派遣されたシール・チーム7は、規律違反疑惑が報じられたためイラクから帰国させられていたが、今回の指揮官更迭はこれを受けての処分だ。

更迭されたのは、「チーム7」隊長エドワード・メイソン中佐、同副隊長ルーク・イム少佐、先任小隊長ヒュー・スパングラー最先任上級軍曹の3名。

発表によると3名の指揮官たちは、「チームの2つのユニットにおいて戦地での命令違反及び規律違反行為が生起したのは、彼ら3名のリーダーシップの欠如が原因」としている。

同チームの小隊では、先任士官が同僚の女性隊員をレイプしたり、戦場で飲酒していたなどの疑惑が報じられ、展開していたイラクから帰国させられていた。

今回の処分はネービー・シールズ及び特殊部隊コミュニティーの綱紀粛正を求める動きの一つだ。

更迭された3名は第1海軍特殊作戦群に異動とされている。新たに上番する指揮官の名前は、秘密保全のため非公表となっている。

3名は合わせて11ものブロンズ・スター勲章を受けている。中でもスパングラー最先任軍曹は8コのブロンズ・スター勲章、パープル・ハート勲章(名誉負傷章)など数多く受勲する英雄。