ミリタリー・インフォ☆☆世界軍事情報☆☆

世界の軍事に関するニュースを速報紹介。紛争レポート、最新装備、タクティカルシューティングなどミリタリーマニアにオススメの情報盛りだくさんのニュースブログです。

周辺住民の避難命令を突然取り消し ロシア原子力巡航ミサイル事故

f:id:mil-info:20190821235727j:plain
ロシア軍施設で起こった原子力推進式とみられるミサイルの爆発事故で、周辺住民には一旦避難命令が発令されたにも関わらず、突然に命令が取り消されていたことがわかった。

8日の夜、モスクワから600マイル離れたあるハンゲリスク州ニョノクサの白海沖で放射性物質を搭載したミサイルが爆発、作業員5名が死亡した。爆発後、現場周辺は黒い雲に覆われ、被爆の恐怖のために混乱が発生した。

軍当局は13日、周辺住民に対して翌日から列車での避難を準備するよう命令を出したが、命令は数時間後に取り消されていた。当時の周辺地域は一時急激に空間放射線量が上がるなど、被爆の恐怖のために混乱が発生しており、軍は避難命令によってさらに混乱が深まることを懸念したもののようだ。

ロシアの原子力企業ロスアトムは、死亡した従業員がミサイルのための「ごく小規模の原子炉」の作業に当たっていたことを認めている。

アメリカの専門家の分析によると、今回事故を起こしたミサイルは、アメリカ側で「スカイフォール」(ロシアでは「ブレヴェストニク」)と呼ばれる原子力巡航ミサイルとみられている。

現在、周辺地域の放射線量は低下し、落ち着いているという。