海兵隊レイダー隊員に禁錮4年の判決 グリンベレー隊員殺害事件で
それはナイトクラブでの冗談のようだった。しかし数時間後にそれは現実となり、グリンベレー隊員が特殊部隊員のグループによってリンチの末に殺害され、事件は隠蔽された。
そして今、海兵隊レイダー隊員に対して禁錮4年の判決が下された。2017年6月4日の早朝、アフリカ・マリのバマコにおいてローガン・メルガー陸軍2等軍曹の殺害に関わった罪のためだ。
ケビン・マクスウェル・ジュニア海兵隊2等軍曹は、メルガー軍曹殺害に関わったうちの1人で、判決を受けたのは2人目だ。マクスウェル軍曹は過失致死罪、暴行の共謀罪、リンチ、司法妨害及び偽証罪について罪を認めたが、殺人または未秘の殺意による殺人については認めなかった。
木曜日のノーフォーク海軍基地での軍法会議の結果を受け、グレン・ハインズ海兵隊大佐は金曜日朝、マクスウェル軍曹の懲戒除隊及び兵への階級降格を言い渡した。
今年の5月、海軍シール・チーム6のアダム・マチュー特殊作戦隊長は暴行の共謀罪、司法妨害、不法侵入及びリンチの罪を認め、禁錮1年及び懲戒除隊の判決を言い渡されている。但し、懲戒除隊についてはマチューが司法に協力して法廷で証言し、メルガー軍曹の遺族が同意すれば、取り消しとなる可能性がある。
残る2名はトニー・デドルフ特殊作戦隊長及び海兵隊レイダー隊員のマリオ・マデラ・ロドリゲス軍曹で、両名とも殺人、未秘の故意による殺人、共謀罪、司法妨害及びリンチの罪で起訴されているが、裁判のスケジュールは未定だ。