ミリタリー・インフォ☆☆世界軍事情報☆☆

世界の軍事に関するニュースを速報紹介。紛争レポート、最新装備、タクティカルシューティングなどミリタリーマニアにオススメの情報盛りだくさんのニュースブログです。

米陸軍新型ヘルメットIHPS 防護力向上、レイルを標準装備

f:id:mil-info:20190404023035j:plain
米陸軍は新型の戦闘用ヘルメットの支給を開始する。新型ヘルメットは防護力がさらに向上し、頭部への致命傷を防止する。

すでにフォート・ブラッグの第82空挺師団では、近接戦闘部隊に対して現用の強化型戦闘ヘルメット(ECH)に代わって新型の「統合頭部保護システム(Integrated Head Protection System;IHPS)」の支給が開始されている。

また第3旅団戦闘団には、新型ヘルメットIHPSとともに隊員防護システムを構成するモジュラー拡張式ベストや下腹部用防爆プロテクターも併せて支給される予定だ。
f:id:mil-info:20190404023053j:plain
新型ヘルメットは米国3M社系列のセラダイン社製で、小銃弾に対する防護力は従来のECHと変わらないが、衝撃への防護力はECHの2倍となっており、兵士の頭部へのダメージが格段に抑えられるという。

IHPSヘルメットはネジを使わない加工が施されており、あご紐を取り付ける部分にも穴が空いていない。唯一の穴は、暗視装置のマウントを取り付けるための穴一つだけである。穴の数が減ったためにヘルメットの強度を向上させつつ、余計なフチなどを廃止することができた結果、ヘルメット内部に通信機のヘッドセットを組み込むことが可能となっている。

IHPSヘルメットはECHに比較して大きさは
一回り大きく、頭部をよりカバーすることができるが、重さはわずかに軽くなっている。

さらにオプションとしてバイザー、顎を保護するプロテクター、ヘルメットの防護力を強化する防弾レイヤーなどがある。