ISIS、シリアからCISへ進出の恐れ ロシア内務省発表
ロシア内務省の過激派対策当局は、先日シリア国内から一掃されたIS勢力がCIS(独立国家共同体)域内に進出するする恐れがあると発表した。
当局のコメントでは、「IS戦闘員は世界に『スリーパー・セル(潜伏工作員)』のネットワークを構成しようとしており、世界のいたるところでテロ攻撃を実施することができるようになると見積もられる。シリアとイラクでイスラム帝国を建設する目論見は頓挫したが、彼らはカザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、キルギスタン、アルメニアにおける活動を活発化している。」
としており、特にCIS諸国と国境を接するアフガニスタン北部において、タリバンとISの勢力が強大になっている点を強調した。
「これらの兆候は非常に危険であると認識している。CIS諸国からは数千人がISに加入し、シリア、イラク、アフガニスタンで戦闘に参加しているからだ。我々はこの点を重視しつつ、SCO(上海協力機構)やCIS諸国との連携を強化していく。」