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勇名を馳せる米陸軍レンジャー大隊 1900名のテロリストを殺害・拘束

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第1レンジャー大隊は、近年の作戦で198回の戦闘任務に従事、1900名のテロリストを殺害または拘束した。

この功績により、14人のレンジャー隊員が武勇勲章(Valor Awards)が授与され、今月の初めジョージア州ハンター陸軍飛行場において、統合特殊作戦コマンド副司令官のマーク・シュワルツ少将による勲章授与式が執り行われた。

少将は、「諸君のような戦士たちと一緒に働けることは私の誇りだ。」と祝辞を贈った。

第1レンジャー大隊はアメリカの対テロ戦争において22の作戦に参加している。この間、198回の戦闘任務に従事、1900名のテロリストを殺害又は拘束した。

フィリップ・パケット曹長はシルバー・スター勲章を授与された。曹長は17年間の軍歴を第75レンジャー連隊一筋に勤務し、アフガニスタンでは統合任務部隊の指揮に当たった。
フィリップ曹長の受章は、
「2018年4月25日の戦闘において、身の危険を顧みず敵火に身を晒して制圧射撃を実施し、また緊迫限界を超える航空支援を要求することにより、敵を制圧して味方の負傷者を回収した功績」によるもの。
フィリップ曹長の勇敢な行動により、部隊は無事ヘリコプターで離脱することができたという。

フィリップ曹長は、
「この勲章は自分だけのものではなく、仲間と一緒に受章したものです。」
「我々は決して仲間を置き去りにはしない。我々はタンカラーのベレーを被り、レンジャーのパッチを装着した隊員に対してなすべきことを行っただけです。レンジャー隊員であるということは、生涯の仲間であるということですから。」
と話した。

シュワルツ少将からはブロンズ・スター勲章8個が授与された。そのうちの2個はニコラス・ボルクペレス2等軍曹に渡され、ニコラス2等軍曹は1個のブロンズ・スター勲章を8歳の少女、シャノン・セレスに手渡した。彼女は戦死したクリストファー・セレス1等軍曹の愛娘だ。

セレス1等軍曹は2018年7月12日パクチヤ県において戦死した。所属は第75レンジャー連隊第1大隊D中隊。32歳であった。

セレス1等軍曹を知る当時の連隊長ブランドン大佐は、
「セレス1等軍曹の死は第75レンジャー連隊にとって計り知れない損失です。彼とその家族は我々チームと地域コミュニティにとってかけがえのないものでした。」
「セレス1等軍曹はいかなる逆境にあってもくじけず、熱い情熱と優れた識能をもってレンジャー隊員を導いてくれました。国の宝です。誠に残念でなりません。」
と弔辞を述べた。

その他には5名のレンジャー隊員が統合任務部隊武勇章を、3名がパープル・ハート勲章を授与されている。