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銃乱射は単独犯 NZモスク襲撃事件

50人が犠牲となったニュージーランドクライストチャーチでのモスク襲撃事件は、拘束されているタラント容疑者単独での犯行であったことが警察の調べでわかった。ブレントン・ハリソン・タラント容疑者は28歳のオーストラリア人の男で、すでに殺人容疑で告発され、4月の5日から裁判が開始される予定だ。警察は引き続き犯人の関係者を捜査する方針。

ニュージーランドのアーデーン首相は、同国内における銃規制の強化をすでに明言しているが、併せて情報機関や捜査機関が犯行を阻止できなかったことについても検証を行う方針だ。

ニュージーランドの情報機関である政府通信保安局は、今回の銃乱射事件については、事前に何ら情報がなかったと説明している。

水曜日、一人の男がクライストチャーチの法廷に出廷した。男はフィリップ・アープス、44歳。アープス容疑者は最初に襲撃を受けたアル・ヌール・モスクでの様子を撮影した映像をインターネット上に拡散し、ニュージーランドの不健全図画規制法違反で告発されている。同法では最大で14年の懲役となる可能性がある。

全身にタトゥーの入ったアープス容疑者はTシャツとスウェットパンツ姿で出廷、法廷では表情を変えることなく後ろ手を組み、一言も発することはなかった。
判事は保釈を認めず、判決は日曜日下されることとなった。

ニュージーランドの国内法では、保釈申請の聴聞の内容は公開が制限されているが、今回の件で判事はさらにモスク襲撃事件の事実認定に関わる内容全てを非公開とする決定をした。

警察当局は、この男がモスク襲撃の3番目のターゲットがどこであるか知っていた可能性が高いと認識しているようだ。