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スマホ型デジタル・ライフル照準具が発表 ショット・ショー2019

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アメリカ・ラスベガスで開催された武器の見本市「ショット・ショー2019」において、次世代型デジタル・ライフル照準具が発表された。イスラエルの会社が開発したもので、現在のハンティング・スコープよりも機能的で、スマホのように扱えるという。

同スコープはイスラエルのセンサイト(Sensight)社が開発した。ワイド・ビュースクリーンはタッチ操作が可能、ズームは1.3ー20xのいわば「スマート・スコープ」だ。

「非常に高機能で洗練されていながら、操作はスマホを扱うように簡単であるのが特徴です。」と担当者は言う。
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スコープにはデュアル・カメラが搭載されており、iOSAndroidのアプリを使って記録再生が可能。

ズームの操作は指でスワイプすることにより簡単に調整でき、射距離の設定やレチクルの選定もタッチ操作で簡単にできる。

「レチクルは色々なタイプを選択できます。レチクルの色も変えられます。」

弾道計算機や3DジャイロスコープGPSも搭載している。

「真っ暗闇の中でも、スコープの赤外線フィルターを外せば、赤外線を照らすことができ、照準することができます。」
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バッテリー持続時間は8時間。外付けの電池パックを取り付ければさらに12時間使用可能。

この新型スコープの第1世代製品は、今年の3月〜4月に発売開始予定。価格は約1000ドルとなるという。同社ではさらに高機能な製品の開発を計画している。
「この第1世代製品は、高機能よりも使い易さに重点をおいたものだからです。」

使用可能なライフルは.308,.300Win.Mag,.338マグナム。

非常にハイテクなスコープだが、センサイト社は軍用としての販売は考えていないという。
「あくまでレクリエーション用として開発した製品です。このスコープでハンターやシューターが射撃を楽しんでくれることが私達の願いです。」