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朝鮮戦争時の米兵の遺骨が返還 捜索の再開も

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ジム・マティス米国防長官は金曜日、北朝鮮が55柱の米兵の遺骨を返還したこと受け、朝鮮戦争で行方不明となった米兵の捜索が再開されることに期待感を示した。
マティス長官は55柱分の棺を搭載した米軍機が北朝鮮に向かったことについて、「一歩前進だ。前向きな雰囲気になっている。」と語った。
マイク・ポンペオ国務長官によると、今月の初めには北朝鮮が管理している米兵の遺骨返還と遺骨収集のために旧捕虜収容所跡などを共同で捜索することについて合意していたという。



在韓米軍及び国連軍司令官のブルックス大将は8月1日に遺骨を正式に受け取るための式典を執り行い、遺骨を家族に返還する作業に入る予定であり、「遺骨を家族の元へ届けられることは名誉あることだ」という。
すでに米空軍のC-17 グローブマスターが北朝鮮のウォンサン近くにある空港に向かい、星条旗に包まれた55柱の遺骨を乗せて韓国のオサン空軍基地に到着している。
マティス長官の指示により、今回の返還は65年間に渡って休戦協定の遵守を監視してきた国連の管理下において行われた。
ブルックス大将は「綿密な調整のおかげで任務は無事に成功した。」という。
遺骨の受け取りの式典では、国連旗ではなく星条旗が掲げられ、遺骨はハワイのヒッカム空軍基地に運ばれる予定。