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シリア 米海軍とB-1が3個目標を完全に破壊

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米軍当局が発表したところによると、金曜夜のシリアへの攻撃で、アメリカ、フランス、イギリスの各国軍はシリアの化学兵器関連目標3ヶ所に対して攻撃を行った。これは4月7日にシリア政府軍が反政府勢力に対して化学兵器を使用したことへの報復として実施したもの。
米軍からは海軍の巡洋艦1隻、駆逐艦2隻、バージニア級潜水艦1隻が攻撃を実施、B-1ランサー爆撃機2機も爆撃を行った。
攻撃はシリアの現地時間午前4時頃に行われた。当局によると、攻撃目標の化学兵器関連施設3箇所は完全に破壊され、「シリアの化学戦遂行力を大幅に削ぐことができた」という。
米統合参謀本部事務局長のマッケンジー海兵隊中将は国防総省ペンタゴンにおいて質問に答え、今回の攻撃目標となった3箇所は、ダマスカス近郊のバルザ研究開発センターと、ホムスの西にあるヒム・シンサル化学兵器貯蔵施設及びヒム・シンサル要塞であると明かした。



バルザの施設にはトマホーク巡航ミサイル57発及びステルス長距離巡航ミサイルAGM-158JASSM-ER19発が発射された。またヒム・シンサルの貯蔵施設にはトマホーク9発、イギリス軍のストーム・シャドー・ミサイル8発、フランス海軍の巡航ミサイル5発が発射された。3つ目の目標であるヒム・シンサル要塞にはフランス軍のSCALPミサイル7発が発射された。
AGM-158JASSM-ERミサイルは、ステルス性能を持ち、レーダーに探知されにくく生存性の高い長距離巡航ミサイル。最新のER型は航続距離が大幅に延長され、有効射程は900km以上とされる。