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シリアで殺害された米兵は特殊部隊員 テキサス出身36歳と判明

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国防総省が発表したところによると、北部シリアで今週、道路脇に仕掛けれられた爆弾で殺害されたアメリカ人は、テキサス出身36歳の陸軍兵士であったことがわかった。
テキサス州オースティン出身のジョナサン・ダンバー曹長は、トルコ国境に近いシリアのマンビジにおいてイスラム国勢力に対するパトロール中、付近で即席爆弾(IED)が爆発、ダンバー曹長は負傷し、金曜日に死亡した。
この木曜日の爆発では他にイギリス軍兵士1名が死亡、5名が負傷した。米軍がシリアに介入して以降では、こうした攻撃はほとんど行われていなかった。
有志連合軍当局は、「有志連合国軍は、パートナー国を支援し、その能力を向上させる努力をしてきた。IEDの攻撃を受けたときも、イスラム国のメンバーを殺害・捕獲する任務に就いていた」と発表している。


ダンバー曹長は、ノースカロライナ州フォート・ブラッグの陸軍特殊作戦司令部に所属していた。
マンビジはアラブ人とクルド人が混在する町で、隣国トルコ軍の軍事的脅威にさらされている地域だ。トルコ政府は、マンビジはシリア系のクルド人武装勢力に支配されており、ここで養成された「テロリスト」がトルコに浸透してきていると主張している。
最近の数週間、マンビジでは移動中のクルド人勢力高官を狙った暗殺未遂事件が起き、この他にも小規模な爆破テロがたくさん発生している。当局は夜11時以降の外出禁止令を出し、また日没以降に町周辺でのオートバイの運行を禁止するなどの処置をとっている。
ペンタゴンの「国防損耗解析システム」によると、ダンバー曹長は米国が2014年9月にシリアのイスラム国勢力に対する攻撃を開始して以来、4人目の犠牲者となるということだ。