ミリタリー・インフォ☆☆世界軍事情報☆☆

世界の軍事に関するニュースを速報紹介。紛争レポート、最新装備、タクティカルシューティングなどミリタリーマニアにオススメの情報盛りだくさんのニュースブログです。

イスラエル軍共同開発のタボール小銃に7.62mmバージョン登場 SHOTShow2018

f:id:mil-info:20180203180657j:plain
ショットショー2018にIWI US社製7.62mmTavor7(タボール7)小銃が出展された。タボール7はイスラエル国防軍(IDF)との共同開発により完成されたブルバップ式5.56mmタボール小銃の7.62mmバージョンである。
実射時の反動は、従来の7.62mm口径の小銃に比べて非常に受け止めやすい銃である。
IWI US社のC.フラックCEOによると、ショート・ストローク・ガス・ピストンを採用して反動を抑制し、新型の消炎制退器により銃口の跳ね上がりを抑えているとのことだ。この2つの組み合わせにより、次弾の射撃が容易になっている。
タボール7には4段階切り替えの規整子があり、その一つは、サプレッサー使用時に発射ガスを遮断して「消音射撃」ができるようになっている。
「完全に発射ガスを遮断するので、ボルトはピクリとも動きません」とフラックCEOは言う。
タボール7もまた5.56mmバージョンと同じく左右両利きの射手に対応可能なアンビとなっている。射手の簡単な操作で排莢口及びチャージング・ハンドルが左右に変換可能である。安全装置、マガジン・リリース、ボルト・キャッチも同様だ。
フォア・エンドにはM-LOKが装着され、3時と9時の位置にM-LOKスロットと6時の位置にMIL規格1913ピカティニー・レイルがあり、様々なアクセサリーの装着が可能である。
銃身は17インチと20インチが選択でき、全長は28.4インチ、弾倉を除いた重さは9ポンド。
銃の本体は高強度ポリマーでできており、銃身はフリー・フローティング方式で射撃精度を向上させている。
タボール7小銃は今年前半に販売を開始予定で、カラーはスナイパー・グレイ、ODグリーン、ブラック、フラット・ダーク・アースの4色の展開である。
予想小売価格は2200ドル。
フラックCEOは「我が社の製品は手軽に買える汎用品ではありません。研究開発にしっかりとコストをかけて完成した高品質な製品名のです。」