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女性で3人目の特殊部隊志願者が訓練中 米海兵隊MARSOC

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海兵隊の特殊部隊(MARSOC)が実施中の評価選抜プロセスに女性隊員が参加している。彼女は選抜訓練の第1フェーズをほぼ終了し、MARSOCで最初の女性隊員「Raider」を目指している。
この女性隊員は25歳の軍曹で、21日間の選抜訓練第1フェーズをまもなく終えるところである。
第1フェーズで学科及び体力とも合格点をとることができれば、彼女はMARSOC評価選抜プロセス開始以来初めて第2フェーズへ進む女性海兵隊員となる。もちろん楽観視はできない。第1フェーズでさえ、多くの隊員が合格点を取れず脱落するからだ。

第2フェーズはより厳しく実戦的な訓練で、内容が明らかになっていない訓練も多い。

彼女と同じ段階まで進んだ女性海兵隊員は過去に2人いた。1人は事務職の伍長の隊員で、2016年の夏の評価選抜プロセスで第1フェーズ後半まで進んだが、合格点を得られず脱落した。
海兵隊によると、彼女は今年の夏、再度MARSOC評価選抜プロセスに参加するという。
もう1人は同じく事務職の2等軍曹で、2016年夏に参加、ラックサック・マーチに合格できずリタイアした

第1フェーズでは、特別な体力と必須の適性がテストされる。候補生は45ポンドのラックサックを背負って12マイルを3時間以内に踏破し、戦闘服装で300メートルを泳ぎ、様々な学科テストに合格しなければならない。

昨年9月に難関として有名な海兵隊歩兵科将校課程で初めて女性将校が誕生して以来、軍の男女均等という意味で最後の難関となっているのが特殊部隊の幹部職である。
陸軍のレンジャースクールでは多くの女性隊員が卒業しているが、一方で陸軍グリーンベレー、海軍SEAL、空軍TAC(戦術航空統制官)では女性隊員はいない。

MARSOCでは女性志願者を募るため、リクルーターを能力のある女性隊員の元へ派遣して直接勧誘するなど積極的にアプローチしているという。