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銃規制派、バンプストック禁止を訴え

f:id:mil-info:20171115182401j:plain民主党ナンシー・ペロシ下院議長がラスベガス乱射事件を政治問題にしようとしている。銃規制派がいわゆる「バンプストック」を禁止にしようとロビー活動を盛んにし始めたからだ。「バンプストック」「スライドファイア」といった銃アクセサリー製品の名前は瞬く間に誰もが知る言葉になった。
これらはARシリーズのようなセミオートの銃に取り付けるストック(銃床)で、グリップもついている。発射の反動を利用して素早く連射することができるため、通常のストックと交換するだけでセミオートのスポーツ銃でマシンガンのような連射を「まねる」ことができる。いわば「バンプストック」は射撃を楽しむためのアクセサリーであって、今まで銃規制派も全く問題にしてこなかった。彼らの主張は「アサルトライフル禁止」「弾倉装弾数を10発に制限」「スマートガンの実現」だったはずである。
今回のバンプストック禁止論には政治的な意図があるのは間違いない。事件と同じようなAR系の銃はたくさんの人が所持しているが誰も人を傷つけていない。有名なラジオDJラース・ラーソンだって同じ銃を持っている。ラスベガスの事件の犠牲者の中にも銃を所持する人がたくさんいたはずだ。市民が銃を所持し武装する権利は合衆国憲法修正第2条に保障されているからだ。銃規制派は「バンプストックはアサルトライフルと同じだ」として禁止を訴えるという。果たしてバンプストックを禁止すればラスベガスのような事件を防止できるだろうか。