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航空支援遅れ救出ならず、ニジェール伏撃続報

f:id:mil-info:20171025005745j:plain統合参謀本部議長、ジョセフ・ダンフォート海兵隊大将はグリンベレー隊員4名が戦死した10月4日ニジェールでの伏撃事件において、フランス軍の航空支援が2時間遅れていたことを明らかにした。またマリ国境付近で行われたニジェール軍と合同のパトロール部隊からジョンソン軍曹がはぐれてしまった理由は不明としている。
ジョンソン軍曹は事件から2日後に発見されているが、一部報道によると軍曹が運転していたトラックは戦闘中にスタックしたのだという。
陸軍は委員会を立ち上げ調査を開始、「何よりも彼らの遺族に最期の状況を説明する義務がある」とダンフォート大将は言う。

10月3日、第3特殊作戦グループの12名はニジェール軍30名とトラックに乗車、首都から46マイル離れたマリ国境のトンゴトンゴという村の付近にいた。同大将は「この地域は非常に危険だが、彼らは攻撃されるとは予想していなかったようだ」という。パトロール部隊は一夜明けて基地へ戻る途中、50名ほどのイスラム武装組織の攻撃を受けた。戦闘は夕方まで続いた。
トロール部隊指揮官は、戦闘が始まって1時間経っても航空支援を要請しなかった。当初は自隊で対処できると判断したようだ。
航空支援が要請されると、米軍のドローンはすぐに戦場上空に到着したが、フランス軍のミラージュ戦闘機とプーマ・ヘリコプターは到着まで1時間かかった。負傷した2名はフランス軍のプーマで、戦死した3名の遺体はアメリカのコントラクター(PMC)のヘリで後送された。ジョンソン軍曹の遺体は2日後に発見された。

ダンフォート大将は「まずこの攻撃がISに共鳴する地元部族が行ったものなのかどうか確認しなければならない。またこのパトロール作戦において情報や装備が十分であったか、計画に不備がなかったか検証する必要がある」としている。