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トランプ大統領、北朝鮮への警戒態勢を維持

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アメリカのトランプ大統領は金曜日、北朝鮮の脅威に対する国家非常事態態勢を1年間延長した。同大統領は最近、北朝鮮金正恩委員長による核とミサイルの脅威は過去のものだと発言していた。
大統領の命令書には、「朝鮮半島において兵器転用が可能な核分裂物質が存在すること及び北朝鮮政府の一連の行動や政策は、安全保障上、外交政策上、経済上からも米国にとって重大な脅威だ。」との記述がある。
北朝鮮についての国家非常事態態勢は、ブッシュ元大統領及びオバマ前大統領が発令したものだ。
今回の大統領命令は、先週シンガポールで行われた金正恩委員長との会談を受けて発表された「新しい時代の平和に関する声明」とは全く対照的なものとなっている。



米朝会談に関するツイートにおいて、トランプ大統領北朝鮮の非核化がすでに進められているとして、「米国民は今夜ぐっすり眠ることができるだろう」とツイートしている。
延長された大統領命令は、トランプ大統領が昨年の9月に「7月3日と28日の大陸間弾道ミサイルの発射や9月2日の核実験などの、国際秩序を乱す挑発的な北朝鮮の行動に対抗するために」署名したものだ。
木曜日のホワイトハウスでの閣僚会議で、トランプ大統領北朝鮮がすでにミサイル発射施設の破棄を開始していると発言したが、ジム・マティス国防長官はそれを裏付けるような証拠は確認していないとしている。
マティス長官は、北朝鮮が非核化へ動き出した事実は確認しておらず、「今のところそうした動きはない。とにかく今はまだ非核化プロセスの初期段階だ。細かいところまで詰めるのはこれからの話だ。」と語った。