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米陸軍に戦闘服の染め直しを要望

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米議会は陸軍に対し、従来使用していたACU迷彩の戦闘服や装備品を新しい迷彩色に染め直すよう求めた。
米下院軍事委員会の即応態勢に関する小委員会は提出した法案において、ACU迷彩が時代遅れであることを指摘し、陸軍のACU迷彩の戦闘服や装備品を染め直す技術に関心を示した。
米陸軍は試行錯誤の結果、それまでのACU迷彩に替わる迷彩パターン(OCP)を2014年に採用している。



新しいOCP迷彩は2019年10月までに更新を完了する計画であるが、法案によると陸軍の倉庫には「時代遅れのACU迷彩装備品が山積みになっている。」
陸軍では現在、ACU迷彩の装備品を新しいOCP迷彩に染め直して経費節減を図る方法を検討中であるという。
同小委員会は「良い方法が見つかれば、装備品を有効利用し、経費節減につながる」とし、陸軍長官に対して2018年8月までに検討の成果及び費用対効果を報告するよう求めている。
陸軍の新しい迷彩パターンであるOCP(Operational Camoflage Pattern)は、2010年に陸軍がアフガニスタンに展開する将兵に着用させたマルチカム迷彩を元に開発された。



当時のアフガンではACU迷彩の効果に対して現地将兵から不満が続出したため、急遽陸軍が採用したものだ。
陸軍はその後ACUに替わる制式の迷彩パターンの検討に着手したが、テストの結果あらゆる状況下においてACUよりもマルチカム迷彩の有効性が証明されている。