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自身に火をつけ基地ゲートに激突

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水曜夜、自身に火をつけ、プロパンガスのボンベを積んだミニバンを運転して、カリフォルニア州トラビス空軍基地のゲートに突入した男は、合法的に移民したインド人であることがわかった。アメリカ連邦捜査局FBIが金曜日明らかにした。

犯人のハフィズ・カジ51歳が水曜の午後7時頃、自動車を運転して基地の正門に突入するという犯行に至った経緯は未だ不明。カジの車は正門のチェックポイントを突破したところで横転しクラッシュした。

FBIの特別捜査官は記者会見し、事件について現在捜査を進めているが、男の犯行の動機や背後関係については不明であると述べた。
特別捜査官によると、男はミニバンを運転して基地に近づいてきたときに突然、自らの身に火をつけた。救急隊が現場に到着したときには男はすでに死亡していたという。遺体の損傷がひどいために身元確認は難航したが、最終的には指紋によってカジ本人と確認されたという。
車内からはプロパンガスのボンベ5本、携帯電話3台、ガソリン1ガロン入りの携行缶3本とライター数個が発見された。



FBIはカジの自宅を特定できていないが、携帯電話の通話記録を解析した限りでは、過激派などとの関係を示すものはなく、次の攻撃が行われるような兆候は見つからなかった。
FBIの調べによると、カジは1993年から米国に永住者として合法的に居住している。以前はタクシードライバーとして働いていたが、最近の動向は不明だという。

「事件について何が起こったかは把握しているが、動機は全く不明だ」と特別捜査官は語る。「現在の捜査は、彼に関する断片的な情報を組み合わせて、なぜあの場所へ行ったのか、なぜガスボンベなどを車に積んでいたのかといった理由を解明することに重点をおいている」

今のところ、男とテロ組織や過激思想との明確なつながりは見つかっていないが、犯行の様相を見る限りテロとの関連も否定できない状況だ。しかし一部の報道で男の携帯電話から、ジハーディストの動画が発見されたとの情報は、事実ではないとしている。
「過激思想との宗教的なつながりを示す証拠を見つけたと発表していないし、そうした証拠は全く見つかっていない」