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米海兵隊がM27自動小銃を採用へ

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約一年間の検討の結果、米海兵隊司令官は「ライフル分隊及びその他の海兵隊員にもM27自動小銃と付属品を装備させる」と決定した。
海兵隊は2016年11月からM27の採用について検討を開始、第5海兵連隊第3大隊にテスト支給して効果を検証してきた。現在のところ、M27はチームの「オートマティック・ライフルマン」のみが携行している。



海兵隊司令官ネラー将軍によると、テストの結果から意見具申を受け、昨年12月にはM27小銃を歩兵部隊に装備させることが決定された。「歩兵分隊には全員にM27を装備させる。それ以外の部隊の海兵隊員にも任務に応じて支給する。」「例えば迫撃砲部隊やジャベリン対戦車ミサイル部隊には必要ないと考えている。しかし、前進観測員(FO)や火力支援チーム、戦闘工兵には装備させてもよいと考えている」
「しばらくは様子をみないとわからない。要は予算の問題だからだ」
M27小銃の調達数はまだ決まっていないが、昨年8月には50800挺の事前要望書が出されている。

ヘッケラー&コッホ社のHK416を基に開発されたM27は、有効射程や精度が現用のM4よりも優れているが、M4の価格が1000ドル以下なのに対しM27は3000ドルという破格の値段が懸案になっていた。しかしそれも解決の目処がついたようだ。海兵隊によればメーカー間の競争と大量調達によって、M27の調達価格は大幅にコストダウンされ、M4とさほど変わらない価格になるとのことだ。