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南北朝鮮が火曜日に対話で合意

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南北朝鮮が来週火曜日、2年ぶりに会談することが決まった。平昌冬季オリンピックでの協力や最悪の状況にある2国間関係の改善について話し合う。昨年のミサイル危機以来初めての前向きな兆候であるが、両国は深い憎しみを清算する機会を逃し続けてきただけに期待しないという声も多い。
対話が決定したという発表がされたのは、米国が韓国との共同軍事演習を平昌オリンピックの期間終了まで延期することを発表した数時間後であった。北朝鮮は、同演習が北朝鮮攻撃の予行演習であるとして中止を強く主張していた。
韓国の統一相によると、北朝鮮は今朝、オリンピックでの協力と2国間関係の改善について話し合うため、板門店で会談することを受け入れる旨を連絡してきたという。昨年11月に同地で脱走を図った兵士は、現在順調に回復している。
いかなる内容でも南北が対話に合意したことは歓迎すべき発表だ。しかし、今回の北朝鮮の柔軟な姿勢も、米韓の連携を崩すために韓国に揺さぶりをかけているだけではないかという批判的な意見も確かにある。北朝鮮金正恩党委員長は今年の年頭の辞で、平昌オリンピックに代表団を派遣する用意があると述べるとともに、米国に対しいつでも核ミサイルを発射できるとも述べたからだ。
トランプ政権は次回の韓国との共同演習を3月8日から18日の間に実施すると発表した。マティス国防長官は、「演習の延期はオリンピックの開催に配慮したもので、北朝鮮に対する政治的なサインではない。」と述べている。