ミリタリー・インフォ☆☆世界軍事情報☆☆

世界の軍事に関するニュースを速報紹介。紛争レポート、最新装備、タクティカルシューティングなどミリタリーマニアにオススメの情報盛りだくさんのニュースブログです。

米海兵隊が"007"を採用 新拳銃にグロック19M

f:id:mil-info:20171115220555j:plain海兵隊は特別捜査官向けに新拳銃を採用した。海兵隊システムコマンドによると、従来の制式拳銃M9に代わってグロック19M(制式名M007)を犯罪捜査部(CID)特別捜査官など一部の隊員に支給する。
グロック19Mは小型でコンパクト、フレームには滑り止めが施され、マガジンウェルは弾倉の脱着がしやすいよう広げられるなど人間工学に基づいて改良されており、2016年から連邦捜査局FBIが採用している。この銃を装備した隊員50名は、タスクフォース・サウスウェストのメンバーとして近くアフガニスタン・ヘルマンド州へ派遣される予定。海兵隊は犯罪捜査部(CID)要員へのグロック19の支給を今年の初めから開始している。「M007はフレームが小さいのでコンシールキャリーしやすい。海兵隊の要求基準に最適だ」と個人携行火器部門担当のネルソン軍曹は言う。この拳銃はCID以外にも第1海兵ヘリコプター飛行隊(バージニア州クアンティコ駐屯)の隊員にも支給されている。同隊は米大統領専用機のVH-60プレジデントホーク(マリーンワン)やVIP送迎用のMV-22オスプレイを運用している。海兵隊はこの拳銃を速やかに支給するためにFBIの協力を仰いだという。「海兵隊は他の軍部隊や省庁が実施したテストデータを元に海兵隊の要求基準に見合うかどうか検討することにより、



装備取得のプロセスを効率化している。今回のグロックはその典型的な例だ。」とシステムコマンドで歩兵火器担当のポール・グリキン少佐は語る。「我々は新拳銃の取得要求を2016年の4月に受けたが、FBIの協力を得ることで装備取得や整備計画を迅速に進め、今年の5月には支給を開始することができたのだ。」