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銃に”バンプストック”装着。ラスベガス乱射事件。

f:id:mil-info:20171005023142j:plainラスベガスでコンサート会場の観衆に銃を乱射した犯人は、セミオートの銃をフルオートで射撃できるようにする装置を2個使っていたことが当局の話からわかった。
これらの装置は”バンプストック”と呼ばれ、合法品として広く出回っているが、近年は当局が違法性を調査していた。
このような装置を長年問題視してきたカリフォルニア州の議員は火曜日、ラスベガス事件の犯人ステファン・パドックバンプストックを使って銃を改造していたと話したが、詳細は避けた。
同議員は、「バンプストックは一般人でも200ドル以下で購入でき、容易にセミオートの銃をフルオートに改造できる。フルオートでは1分間に400〜800発射撃が可能で、大量殺人が可能だ。」として販売禁止を求めている。

バンプストックはセミオートの銃に取り付け、引き金を非常に早く動かすことによってフルオートのように射撃することができる。
パドック容疑者が宿泊していた部屋からは2つのバンプストックが発見されているが、当局によるとこれらについては現在捜査中で、このバンプストックが事件に使われたかどうかはまだわかっていない。
パドック容疑者はホテルの32階の部屋から銃を発射、コンサート会場に集まっていた観客59人が死亡、数百人が負傷した。警察が部屋に突入したところ、アメリカ犯罪史上最悪の事件を起こしたパドック容疑者は自殺していた。
目撃者の証言や捜査関係者によると、50発の連続した発射音が聞こえたとのことから、容疑者がフルオートの銃を使ったか、セミオートの銃を改造して使った可能性が高い。パドック容疑者のホテルの部屋には23丁の銃があったという。
フルオート銃は購入や所持が厳しく制限されているため、セミオート銃をフルオートに改造しようとする人が絶えない。バンプストックはそうした人たちの間で人気がある装置である。
バンプストックは銃床の一種として販売されていて、銃に取り付けて射撃すると銃の反動によって銃自体が前後し、引き金を素早く引けるようになっている。一発ごとに指が引き金を引いているので、セミオートの射撃とみなされるため合法とされている。