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マグプルPMAGが高い評価。米陸軍がテスト。

f:id:mil-info:20170926211106j:plain米陸軍が2015年に実施した新型弾倉のテストにおいて、マグプル社のPMAGが優れていることが判明したにも関わらず、以後1年間結果を放置していたことがわかった。
アビディン陸軍テストセンターは2015年、マグプルPMAG M3(Gen M3の旧モデル)を含む10種類と官給品の弾倉を対象に、M855A1弾との適合性テストを行った。その結果、マグプルPMAG M3が最も優れていると報告した。
これを受けて米海兵隊、米特殊作戦コマンド、米空軍は、PMAGの最新型であるGen M3を採用したが、陸軍だけは自らが開発した新型弾倉(EPM)に固執した。

陸軍はすでにPMAGが陸軍の武器にダメージを与えることはないことを確認している。同センターのカミングス将軍によれば、「現在のところPMAGが武器に異常を起こしたことはなく、結果は良好だ。PMAGが十分に信頼できることは明らかだ。」「今のところ陸軍が開発したEPM弾倉もテストを継続中だが、部隊がPMAGを使いたいのなら部隊の予算で購入することは陸軍は許可している。」
軍需産業というのは何事にも慎重な姿勢をとるもので、陸軍も例に漏れず、自分たちの開発したEPM弾倉のプロジェクトを続けようとしている。マグプル社の副社長デュアン・リプタック氏は「PMAGに対して、『よそ者が作ったものなど…』という雰囲気が陸軍にあるのは確かだ」と語る。f:id:mil-info:20170927010905j:plain
マグプルPMAGは既に旧モデルのGen M2が米陸軍第4師団に採用され、アフガニスタンの戦場で厚い信頼を得ている。
海兵隊は昨年12月にPMAG Gen M3をM27IAR歩兵自動銃,M16A4小銃,M4カービンに使用することを許可した。特殊作戦コマンドは1月にPMAGを認め、空軍に至っては7月に全ての弾倉をPMAGに換装する方針を発表している。
前述のテストでは、EPM弾倉に不具合があることもわかっているにも関わらず、陸軍ではPMAGが高価であることなどが指摘されている。